パッドマン 5億人の女性を救った男 評価・感想 まとめ
「パッドマン 5億人の女性を救った男」(原題:Pad man)は2018年にインドで公開された伝記映画です。 発明家で社会活動家であるアルナーチャラム・ムルガナンダムが女性のために低価格で衛生的な生理用ナプキンを発明する実話を描いています。
出典:映画com
主要キャラ キャスト 主な作品
- ラクシュミカント・チャウハン – アクシャイ・クマール 「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」、「ロボット2.0」、「KESARI/ケサリ 21人の勇者たち」
- パリー・ワリア – ソーナム・カプール 「プレーム兄貴、王になる 」、「SANJU サンジュ」
- ガヤトリ・チャウハン – ラーディカー・アープテー
あらすじ
インドの小さな村で最愛の妻と新婚生活を送るラクシュミは、貧しくて生理用品が買えず不衛生な布を使用している妻のため、清潔で安価なナプキンを手作りすることに。生理用品の研究とリサーチに明け暮れるラクシュミは、村人たちから奇異な目を向けられ、数々の誤解や困難に直面する。そんな彼の熱意に賛同した女性パリーの協力もあり、ついに低コストで大量生産できる製造機の発明に成功。農村の女性たちに、ナプキンだけでなく、その製造機を使って働く機械も与えようと奮闘するラクシュミだったが……
出典:映画
日本サイト 評価まとめ
- 映画com ユーザースコア 4.1/5 レビュー数 143件
- どんな逆境の状況でも立ち向かう姿に勇気を貰えます。
- Yahoo映画 ユーザースコア 4.35/5 レビュー数1060件
- 妻の為に、生涯を研究に捧げる姿に感動します。
- Filmarks ユーザースコア 4.1/5 レビュー数11280件
- 良かれと思ってやったことが認められず、不幸になることが多く悲しくなります。
海外サイト 評価まとめ
- imdb ユーザースコア 8/10 レビュー数 18212件
- インドの女性だけではなく、他国の女性すらも救う素晴らしい行いに心から尊敬します。
- Metacritic ユーザースコア 8/10 レビュー数6件
- ラクシュミを支援してくれるパリーが素敵な女性で、彼女の幸せを願わずにいられない。
- Rotten Tomato ユーザースコア 90/100 レビュー数375件 批評家スコア 76/100 レビュー数17件
- 村中から笑い者にされようが、家族から嫌われようが、それでも彼は辞めたりはしない。愛する女性の命を救うため人生を懸ける感動の物語。
- 豆瓣 ユーザースコア 7.7/10 レビュー数73520件
- ストーリーの進行に合わせたBGMの完成度が高い。
- 다음 ユーザースコア 8.2/10 レビュー数5件
- ストーリーも上手く繋がっており、先の読めない展開に引き込ます。
- КиноПоиск ユーザースコア 7.3/10 レビュー数359件
- インドの貧困層の実情、価値観の違いなどインドの社会を知ることができる。
平均スコア:8.07/10
※ネタバレ注意
あらすじを見た段階では、恥ずかしく視聴をやめてしまう方がいるかもしれんが、評価の高さを考慮して見てもらいたい映画です。先入観で逃してしまうのは非常に勿体ないと思える完成度でした。
妻のため、人生を犠牲にしながら研究に没頭するラクシュミの姿には感動します。しかし、妻のため女性のため研究に没頭するラクシュミへの村人の風当たりはあまりにも厳しく、村まで追い出される展開には、悲しくもなり、あまりの理不尽さにストレスを感じます。
そんな中、研究の手助けをしてくれるパリーは優しさに溢れていて本当に魅力的でした。あまりにもラクシュミのために尽くしてくれたので、パリーより妻を選ぶラクシュミの選択は切なく、妻へ気持ちの強さを再確認できました。
研究がインド国内で大きく評価され、村に戻ってきた時の村人達の態度の変わりようがあまりにも都合がよく腹が立ったのですが、ラクシュミは怒る様子もなく、妻との再会を喜ぶ姿は、心の広さに驚愕しました。こういう何事も許容できる人が偉人になるんだろうと納得できました。
実話とは、思えないサクセスストーリーで人間のの意思の強さを実感できる素晴らしい映画でした。